「自宅で手軽にエスプレッソが飲みたい」 「デロンギなどの全自動マシンは高すぎるし、場所もない」
そんな理由で、キャンプ用品としても人気のある『STARESSO Travel Portable Espresso Maker(SP200)』に手を出した私の末路をお話しします。
結論から言うと、味は本物です。クレマも立ちます。感動します。 しかし、私は面倒くさすぎて封印しました。
この記事では、STARESSOの良いところも悪いところも、実際に使って挫折した人間として正直にレビューします。
なぜSTARESSOを選んだのか
私がこれを購入した理由は単純です。
- 安い: 全自動マシン(8万円〜)に比べて圧倒的に安い。
- 小さい: 置き場所に困らない。
- 評判がいい: 「電気を使わずに高圧力のエスプレッソが抽出できる」と話題だった。
実際、届いたその日に抽出したエスプレッソは、濃厚で香り高く、「これが自宅で飲めるのか!」と震えました。
私が「封印」に至った3つの理由
味は文句なし。それなのになぜ使わなくなったのか。 理由は「準備と片付けの圧倒的な手間」に尽きます。
1. 粉のセットが外科手術レベルに細かい
このマシンのフィルターバスケット(粉を入れる場所)は、直径37mmしかありません。 一般的なエスプレッソマシン(52〜53mm)に比べて極小です。
ここにコーヒー粉をこぼさずに入れるのは、至難の業です。 専用の漏斗(ドージングリング)を使っても、粉が周囲に散らばります。朝の忙しい時間に、キッチンに散らばった微粉を掃除していると、「私は何をしているんだろう…」という虚無感に襲われます。
2. 専用タンパーが必要
径が特殊すぎるため、粉を押し固める「タンパー」も専用品が必要です。 私は専用品を買いましたが、それでもセットの手間は変わりません。
3. 抽出後の掃除が大変
抽出が終わった後、湿って固まったコーヒーケーキ(粉の塊)を捨てるのですが、ポンと綺麗には取れません。 水洗いするパーツも多く、「一杯飲むためにこれだけの洗い物をするのか」と思うと、次第に手が伸びなくなりました。
それでもSTARESSOをおすすめできる人
私は挫折し、Panasonicの全自動メーカーに戻りました。 しかし、STARESSO自体は「電源不要でこの味が出せる」という意味で、間違いなく傑作ガジェットです。
以下のような人なら、私と違って愛用できるはずです。
- キャンプやアウトドアで本格エスプレッソを飲みたい人(外なら粉がこぼれても気にならない!)
- 「コーヒーを淹れる工程」そのものを趣味として楽しめる人
- 手間を惜しまず、コスパよくエスプレッソを始めたい人
「手軽さ」を求めた私には合いませんでしたが、「ロマン」を求めるあなたには最高の相棒になるかもしれません。 覚悟がある方だけ、挑戦してみてください。味は私が保証します。